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接客業

休みが週一しかないから辞めたい!違法のケースとメリットデメリットを知ろう

2022年1月16日

この記事では、週1日しかないという方に向けて、違法なのかまた辞めたいと思う場合、週一で働くメリットとデメリットをお伝えします。

結論から言うと、週休1日が、法律違反かどうかは勤務時間によります。

本文では、週1日の休みが違法のというケースと、週1日休みで働くメリットとデメリットをご紹介しますので、よかったら最後までチェックしてみてください。

この記事を書いた人

あんじ

航空会社の客室乗務員として約15年勤務。CA時代には教官業務にも従事。退職後は、飲食店の集客コンサルタントをしながら、自らも飲食店で朝から深夜まで働くという激務の接客業に3年間携わってきました。
接客業をしてきたらこそ分かる、リアルな接客業に関するお役立ち情報をお伝えしていきます。

■資格:e-温泉マイスター/ソムリエ/国際利き酒師/TOEIC 930/秘書検定準1級

 

週休1日は、勤務時間によっては法律違反となります

法定の労働時間、休憩、休日(労働基準法 第32条 第49条の2)

  • 使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。
  • 使用者は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければいけません。
  • 使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。
    引用:厚生労働省

労働基準法では、働ける勤務時間が決められていて、法律によって労働者の健康と権利が守れています。

1日8時間勤務で週6勤務になっている場合は法律違法になりますが、週6日勤務であっても勤務時間が週に40時間以内だと法律違反になりません。
すがの
すがの

つまり、1日6時間で6日勤務すれば、週36時間勤務で違反でもないんです。

週休1日という働き方は、条件を満たせば労働基準法に違反していませんが、体に負担があるのは間違いないといってもおかしくありません。

 

週40時間を超える労働については時間外手当が必要

とは、いっても週に40時間超えてしまうことも起こるケースもあります。

そういった法定労働時間を超えて労働を課す場合は、労使間で「時間外・休日労働に関する協定」いわゆる「36(さぶろく)協定」を締結し、労働基準監督署に届け出る必要があります。

また、この時は労働基準法の基本的なルールとして、週40時間を超える労働については、会社側が時間外手当を支払う必要があります。

労基法37条1項本文
使用者が、第三十三条又は前条第一項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の二割五分以上五割以下の範囲内でそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。
引用:厚生労働省

もし、勤務している会社が、36協定が結ばれていて時間外手当が払われているという場合は、違反ではありません。

 

とはいっても、週休1日だと、年間休日数は52〜53日しかない!

週休1日の場合、1年間に取れる休みを計算すると、52〜53日しかありません。

祝日や夏期・年末年始休暇などが取れる会社の場合は、年間休日数は、おおよそ60〜80日程度となります。

私が働いていた飲食業なんて、せいぜい元旦だけが休みでした。

厚生労働省が実施した「令和2年就労条件総合調査」年間休日数の調査データを見てみると、最も多い年間休日数は100〜109日の32.7%、次に120〜129日の28.9%となっていました。

69日以下の年間休日数の会社は、わずか1.9%しかありませんでした。

多くの会社が、週休2日制で年間休日数は100〜120日程度もあるのに、週一で働いている自分を振り返ると、自分だけきつい思いをして、おかしいと思ってしまっていました。

 

週休1日で働き続けるメリット・デメリット

私自身も週休1日で働き続けてきたのですが、週休2日と比較してみて感じたメリット・デメリットがあるので、それぞれご紹介します。

週休1日で働くメリット

  1. 週休1日の勤務なので、他よりも給料がいい場合がある
  2. 1日しか休みがないので、掃除したりゆっくりすることが多いのでお金を使わずに済む
  3. 週末は取引先がほとんど休みなので、自分のペースで仕事ができる

メリットとしては、やはり金銭面。

週休1日だと、半日は掃除などに追われるので、お休みの日に家にいるだけだと余計なお金を使う必要もありません。

また週末だと取引先からメールや電話もほとんどないので、ため込んでいた仕事ややりたかった業務を自分のペースで行うことができます。

 

週休1日で働くデメリット

  1. 体も頭もしっかりと休めない
  2. お泊りの旅行ができない
  3. 出掛けると疲れが取れず余計に疲れる
  4. 会社の中の苦手な人と顔を合わせる時間が増える

週休1日で働く大きなデメリットは、どうしても体も頭もしっかりと休養することが出来ない点です。

私自身も週休1日の休みの飲食店を辞めて大きな理由が、休みがないことでした。

長く続けるだけ、本当に体も心もボロボロになります。

ちなみに厚生労働省は、2021年に20年ぶりに「過労死ライン」を見直しました。

過労死ラインを超過して長時間労働をすると、自然経過を超えて脳や心臓にダメージが発生し、過労死に至るおそれがあると考えられているんです。

これ週休1日勤務の人に置き換えて計算してみると

過労死ライン

  • 病気の発症直前1か月に100時間の残業時間 → 週休1日の場合は、1日10時間勤務
  • 発症前の2か月から6か月、1か月平均で80時間の残業時間をいずれも超えた場合 → 週休1日の場合は、1日9.2時間勤務

引用:厚生労働省

上記の勤務時間で、過労死のリスクが高まってしまうほど、危険なんです。

 

実際に週休1日で体を壊している人がいます

週休1日になると自炊をする気力もなくなってしまうことも。そうなると疲れは取れない上に、栄養も十分摂れないという健康に悪い生活になってしまいます。
オージー
オージー

自分では大丈夫だと思っていても、気付かない間にも体だけなく心の疲れが蓄積していくんですよね。
オージー
オージー

 

2ヶ月で体を壊したという書き込みもありました。
オージー
オージー

週休1日だと、体だけでなくメンタルを保つということでも、あまりいい働き方ではありません。

特に最近メンタル弱ってると思う方は、取返しのつかなくなる前に、今の状況を変えるのを強くおすすめします。

 

週6勤務なんて辞めたい!休日が多い会社に転職する方法

仕事もプライベートも充実させて自分らしく働きたいという方は、ご紹介する2つのことを念頭に、仕事を探すのがおすすめです。

 

1.休日が多い業種から選ぶ

順位 業種 年間休日の平均日数
1 情報通信業 118.8
2 学術研究、専門・技術サービス業 118.8
3 金融業、保険業 118.4
4 電気・ガス・熱供給・水道業 116.8
5 教育、学習支援業 112.7
6 製造業 111.4
7 複合サービス事業 110.4
8 不動産業、物品賃貸業 109.6
9 医療、福祉 109.4
10 サービス業(他に分類されないもの) 109.0

厚生労働省が調査した「平成30年就労条件総合調査」で、業種別の年間休日の平均日数が発表されていました。

例えば、自治体や公の施設などといった業種もしっかりとお休みが取れます。

転職活動をする時には、年間休日の多い業界に転職するという方法もおすすめです。

 

2.『完全週休2日制』の会社を選ぶ

求人票に「完全週休2日制」と書いている求人があります。

「完全週休2日制」は毎週必ず2日間の休みがありますよという意味なんです。

似たような言葉で「週休2日制」もありますが、言葉は似ていますが、実は全く違う制度となっています。

「週休2日制」は、1カ月の間に週2日の休みがある週が一度以上あるという意味なので、必ず週2回の休みがあるというわけではなく、残りの週の休みは週1日というケースもあります。

お休みをしっかり取りたいという方は、「完全週休2日制」の求人をさがすようにしましょう。

 

自分で求人を探す時間がないという人は

週休1日だど、ハローワークに行く時間もなかなか取れないですよね。

ネットの求人情報もいいのですが、どうしても高い求人費用を払っている企業が検索で上位に表示されるので、自分に合った会社を見つけるのも時間がかかってしまうのも現実です。

もしご自身で、条件に合った仕事を見つけることが難しいという場合は、転職エージェントに頼ってみるのもおすすめです。

というのも、転職エージェントを利用することで

  • 希望の条件にあった会社を紹介してくれる
  • リアルに働いている人が休日が取れているのか、会社の雰囲気などまで内部事情を教えてくれる場合がある
  • 履歴書や職務経歴書の作成のサポートをしてくれる
  • 面接のスケジュールの管理をしてくれる

ご自身が働いている間に、転職エージェントの担当の方が動いてくれているので、体力的にも負担にならず転職活動を進めることができるようになります。

 

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転職に成功している人は、いくつかの転職エージェントを2~3社かけもちしていることが多いです。

その道のプロである転職エージェントを活用し、たくさんの情報収集をしてご自身に合った会社を見つけてくださいね。

 

この記事のまとめ

週6日勤務で週1日休みは、法律違反かそうでないかは、雇用契約書や、就業規則などによって違ってきます。

しかし、法律違反ではないといっても週一勤務を続けるのは、心身共にボロボロになっていくリスクのあります。

そろそろ、仕事もプライベートも充実したいという方は、転職エージェントに登録してみるのもおすすめです。

今まで週休1日だったのが、転職エージェントに登録することで、ご自身の条件にあって会社を楽に見つけられるようになって、退職しても大丈夫か分かるようになります。

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