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接客業

新卒で飲食店に就職したけど辞めたい、入社前と話が違うし辛い場合は辞めた方がいい

この記事では、新卒で飲食店に就職したけど辞めたいという人に向けてどうすればいいのかをお伝えします。

結論から言うと、入社前に聞いていた話と実際に入ったら話が違う、仕事が辛いと感じているなら辞めた方がいいです。

  • 入社したら親や友達にどう思われるか心配
  • 次の就職先がすぐ決まるが不安
  • 新卒で退職して、経歴に傷がつくかもしれない
  • もしかしたら自分の考えが甘いだけかもしれない

こんな風に悩んでいるかもしれませんが、今は新卒ですぐ辞めても「第二新卒」という形で再就職がしやすい時代です。

この記事を読めば、これ以上自分に合わない職場で働く必要がなく、新しい道に進む方法が分かりますので、参考にしてください。

なお、こちらの記事では、『飲食業で働く方向けの転職サイトの特集』をご紹介していますので、またお時間があればチェックしてみてください。

 

新卒で飲食店に入社したけど、話が違うし辛いと思ったら辞めた方がいい

もしあなたが20代で新卒で飲食店に入社したけど辞めたいと思うなら、第二新卒という手が使えるうちに、退職して就職活動をし直すという方法を取るのをおを強くおすすめします。

これは、決して無責任で言っているわけではありません。

実際に飲食業で働いてきた中で、実際に話が違うというケースも多く、高卒や大卒の新卒で入ったけど、見切りをつけすぐ辞めて他の道に進んだ人と、我慢して働き続けている人を見てきたからです。

飲食店で働く理由がはっきりとある場合、辛くてもその夢を叶えるために今の職場で働くことが必要と思っているのであれば、働いた方がいいです。

逆に言うと。、将来自分の店を持ちたい、親のお店を継ぎたいなど明確な目標がないなら、退職して別の道に進んだ方がいいです。

『石の上にも三年』と言って、3年は何事も続けた方がいいと言われた経験がある方もいると思いますが、あくまでも正常な場合。

自分の気持ちや努力だけでは、解決できないような、長時間勤務、人手不足だから休みもなく、肉体労働の場合であれば、我慢する必要はありません。

 

 

飲食店で当たり前になっている常識

料理の業界ってこれが常識だと思っていることが、実は一般企業からするとあり得ないことが常識になっていることがあります。

一番大きな理由として、営業時間にあります。

飲食店は他のサービス業と違って、特にランチとディナーの営業をしている店では、朝早くから夜遅くまで稼働しているので、長時間の労働時間や閉鎖的な環境になりやすいのです。

 

問題①:毎日サービス残業、朝から晩までの勤務が続いて休みも呼び出される

毎日のように、朝から閉店後までの勤務が続いているのに、それが普通と思っているのが飲食店です。

超優良な飲食店であれば、例え社員であれ、交代制のシフトで基本8時間勤務というところもあるかもしれませんが、そんな会社は一握り。

調理場:仕入れ → ランチ仕込み → 営業 → ディナー仕込み → 営業 →片付け・注文

ホール:掃除 → 準備・ランチ営業 → 片付け・ランチ作業 → 準備・ディナー営業 →片付け・締め作業

勤務時間が、12時間とか14時間というのは普通で、週末や繁忙期になれば休憩時間も1時間取れないということも珍しくありません。

また、休みの日に勉強会やミーティングと言って呼び出しがあるのも、飲食店の特徴のひとつです。

休みもろくに休めず、体を休める暇もなくなってしまいます。

 

 

問題②:料理長や先輩の暴力や暴言が絶えない職場

飲食店では、いまだに暴力や暴言があるケースがあります。

たとえば、高温の油の近くでふざけているといった命に関わるようなことをしている場合は、業務として大声で注意されても仕方がないかもしれません。

しかし、飲食店では修業という都合のいい言葉があって、ものを投げつけられたり、感情的になって大声でどなりつけたりと、パワハラのような言動があっても修業や教育で片付けられる傾向が多いです。

大きな企業であれば、パワハラを相談する部署や窓口が社内にありますが、飲食店は一般の企業と違って相談窓口がないのも現状です。

 

問題③:全てが精神論で、会社全体が体育会系の会社

  • 朝礼やミーティングが長い
  • 精神論ばかりを押し付けられる
  • 体調が悪くても休めない

飲食店は令和の時代になっても、精神論を押し付けるような会社が多く存在します。

というのも、これも飲食業ならではの長時間勤務や人手不足が原因のひとつ。

ほとんどの飲食店の場合、1日のほとんどの時間を店の中で過ごすので、考え方が閉鎖的になりがちになってしまいます。

「夢は必ずかなう」「会社は家族」「感謝を忘れない」などのパワーワードを連呼して、個人が死ぬ気で頑張れば、どんなむちゃな目標も実現できるという洗脳を施して、過重労働や長時間労働を「自分の意思で行う」ように仕向ける傾向があります。

体調が悪ければ「気合が足りない」からと言われ、きつくても働かないといけないこともあります。

 

問題④:労働時間に対して給料が低すぎる

出典:doda

労働時間が長いのに、低すぎる給料しかもらえないのが飲食店社員の実態。

DODAの2021年の業種分類別の平均年収によると、外食産業は、男女ともに最下位。

その理由として、他の業界と比べて利益率が低いから何とかして人件費をおさえようとしているところが多いからです。

いくら長時間勤務になってもそれに見合ったお給料が出ることが少なく、ボーナスがないケースが多いのが現状です。

でも実際、時給に換算して計算してみると、アルバイトの方が時給がいい場合もありますし。最悪な場合は給料が安いだけでなく、健康保険・厚生年金および労災保険・雇用保険に加入させてもらえないこともあります。

 

普通じゃないことが常識になっているのが飲食業界です

  1. 毎日サービス残業、朝から晩までの勤務が続いて休みも呼び出される
  2. 料理長や先輩の暴力や暴言が絶えない職場
  3. 全てが精神論で、会社全体が体育会系の会社
  4. 労働時間に対して給料が低すぎる

飲食業界では、世間一般からすると問題になることも、当たり前の常識になっている場合が多いです。

入社前に聞いていた話と実際違うというのも、飲食業ではよくある話です。

私も飲食店で働いていた時は、朝9時から最終電車まで働いていたので、他の世界に触れることがなくこれが普通だと思っていました。

しかし、飲食業を辞めて他の業界に入って、これが普通ではないということに初めて気づきました。

もちろん、飲食業の仕事に誇りをもってプロとして活躍されている人もいますが、あなたが今、20代で辞めたいと思っているのではあれば、やり直しはきくので、我慢せずに辞めて、別の道に進んでほしいです。

 

 

辞める場合の退職の仕方を確認しておきましょう(試用期間の方も同じです)

通常の会社であれば、辞めることを伝えると、無理に引き止めたり退職を拒否されることはありません。

しかし人手不足の飲食店では、何とかして退職を引き止めようとしてくることがありますので、ここではしっかりと退職を決めてから辞めるまでのながれについて解説します。

 

1.退職意思を直属の上司に報告する

退職を決断したら、できるだけ1か月半~2か月前に直属の上司に退職の意思を伝えます。

会社によっては、就業規則等で辞職の意思表示の期間を規定している場合があるのでチェックしておきましょう
オージー
オージー

退職を伝える時は、話を中断されないために、アイドルタイムの時間帯や店と別の場所で話すなど、しっかりと伝えられる環境がおすすめです。

報告する時には「辞めたいと思っている」などではなく、はっきり「辞めます」と伝えことが大事です。

あまりにも早く退職の意思を伝えてしまうと、「忙しいからまた改めて話そう」「この繁忙期が終わるまでは手伝ってほしい」などと濁され、退職できずズルズルと働き続けることにもなってしまいます。

ちなみに、民法では、期間の定めのない雇用契約を結んでいる場合、2週間前に告知すれば退職でき、退職についての会社の同意は必須ではないと定められています。

民法627条1項

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

引用:Wiki books

法律上だけでいえば、2週間前に報告すれば退職が可能となっていますが、円満退職したい時は、1か月半~2か月前に直属の上司に伝えるようにしましょう。

ちなみに、期間を待たずにすぐ辞められる方法として退職代行がありますが、すぐ退職した後の生活費が問題になってきます。

数か月の生活ができる貯金があるという場合や、心身共に限界にきているという以外は、退職代行を使っての退職はやめておいた方がいいです。

 

 

2.退職理由をしっかりと伝えられるように準備する

飲食店を辞めると伝えた場合、ほとんどのケースで上司やオーナーから退職理由を聞かれます。

その時に「聞いていた話と違う」「勤務時間が長すぎる」などと不満を言ってしまいがちですがやめておきましょう。

その場合「給料を上げるから」「休みを増やす」などと言って引き留められる可能性が高いです。

退職理由は、「やりたいことが見つかった」などポジティブな理由にして、具体的な理由を聞かれた場合も答えられるように、質問の想定まで準備しておきましょう。

上司も「その理由なら仕方がない、頑張って」と思わせることが大切です。

 

3.退職日を交渉する

退職の意思を伝え、上司やオーナーが納得したら退職日を決めていきます。

もし、次の転職先が決まっているようであれば、退職日も決めやすくなるので事前に相談しておきましょう。

もしかしたら後任の人に業務の引継ぎ作業が出てくる場合もあります。

その時は、スムーズに引継ぎができるように、自分がやってきた業務内容を書きだすなど準備を進めておきましょう。

 

 

4.退職願を提出する

退職する日が決まったら、会社に「退職願」を提出します。

本来ならば退職願は、退職日が決まってから提出となりますが、上司に退職意思を伝えるときでも問題ないので状況を見ながら提出しましょう。

退職理由については、「一身上の都合」で問題ありません。

 

退職願 フォーマット

退職願

私事、

一身上の都合により、来る平成○○年○月○日をもって退職致したく、ここにお願い申し上げます。

令和○○年○月○日

山田太郎 印

○○株式会社 代表取締役○○殿

 

5.退職日までしっかり働く

退職日が決まったら、例えば寮に入っている場合は退去準備や、ロッカーの片付けも行い、勤務最終日までしっかり勤務しましょう。

退職することは、すぐに周りの人に伝わるので「どうして辞めるの」「辞めてどうするの」など聞かれることもあります。

その時に、「給料が安い」「聞いていた話と違う」など本当の退職理由をうっかり伝えることがないよう十分に気を付けてください。

 

 

転職活動は、辞めると心の中で決めた時点から開始しましょう

通常新卒で入社して、自己都合で退職した場合、雇用保険の加入期間が12ヶ月以上ないと失業保険がもらえません。

そのため、もし新卒で入社して1年以内に辞める場合は、退職後に失業手当がないので、生活のことを考えても、在職中から転職活動を始めることが重要になってきます。

退職後に生活ができる貯金があればいいのですが、できたらすぐにでも転職して、新しいスタートを切りたいものです。

実際に、勤務しながら転職活動をする方法としては、5つあります。

 

転職活動 おすすめ度 特徴
転職サイトや求人雑誌を利用する  大量の求人情報から自分に合った仕事が見つけるのに時間がかかる
ハローワークを利用する 勤務時間にハローワークに行けないことが多い
企業のホームページから直接応募する 自分の行きたい会社にピンポイントで挑戦できるけど、入社試験に受かるか微妙
転職フェアやイベントに参加する 面接を受ける前に会社の雰囲気を知ることができるけど、開催時間に勤務が重なることが多い
転職エージェントを利用する 第二新卒枠でも就職活動ができる

就職先を見つける方法としては5つあります。

自分の力で見つける方法もありますが、確実に就職したくて、出来たら別の業界に就職したいという場合は、転職エージェントを利用するのが一番の近道です。

というのも、転職エージェントは、経歴が浅い方や第二新卒を対象とした転職エージェントがあり、専属のキャリアアドバイバーが転職の相談にのってサポートしてくれるので、新卒で退職活動をする場合、不安な気持ちも消し去ることができます。

  • 転職相談にのってくれる
  • あなたに合った仕事を紹介してくれる
  • 履歴書の添削や面接対策を指導してくれる
  • 面接日程を調整してくれる
  • 給与交渉などをしてくれる
ちなみに、転職エージェントを使わず転職活動をする場合は、これらのことを1人で全部やらないといけません
セレーノ
セレーノ

以下の転職エージェントは、第二新卒転職に強いので、登録しておくのをおすすめします。

転職エージェント 特徴
ハタラクティブ  応募者の経歴を問わない未経験求人が豊富でサポートが手厚い
マイナビ 20~30代の転職求人数が多い、若手のサポートが手厚い
doda 未経験でも他業種にチャレンジしやすい、転職サポート体制共に業界トップクラス

転職をスムーズに進めるたり、転職エージェントとの相性もあるので、転職エージェントは、1つだけでなく複数の転職エージェントに登録する方がほとんどです。

転職エージェントを利用するのは無料ですので、複数登録してもお金がかかることはありませんので安心してください。
すがの
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学歴や自分に自信がない人は、ハタラクティブとマイナビ、転職をしっかりサポートしてほしいという方は、ハタラクティブとdodaに登録しておけば安心です。

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新卒で飲食店に入社して辞めたいと思うことは、決して間違っていません

この記事では、新卒で飲食店に入社したけど辞めたいと思う人がどうするべきかお伝えしました。

もしかしたら親から「あなたが甘えてるだけ」「もうちょっと頑張りなさい」と言われることもあるかもしれません。

しかし、入社前に聞いていた話と違う、毎日長時間勤務で家と会社の往復だけという職場環境は、普通ではありません。

また、昔と違って今は、新卒で辞めた場合は「第二新卒」という形で、未経験でも別の業界に就職し直すということもできます。

今の職場に我慢して、気付いたら30代で、他の業界への転職が難しくなる前に、行動を起こしてみましょう。

学歴や自分に自信がない人は、ハタラクティブとマイナビ、転職をしっかりサポートしてほしいという方は、ハタラクティブとdodaに登録しておけば安心です。

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