この記事では、会社を辞めたいと思うほど疲れてしまった40代女性の方に向けて、やるべきことと退職する前に押さえるポイントをお伝えします。
この記事を読めば、今の苦しい状況から抜け出すきっかけを作ることができますので、参考にしてください
会社を辞めたいと思うほど疲れてしまった40代女性が今すぐできる3つのこと
あなたが辞めたいと思うほど疲れている時は、体も心もエネルギー切れの状態。
もしかしたらそのエネルギーが充電できないほど、ダメージを受けてしまっている可能性があります。
そんな疲れているあなたが、元気を取り戻せて前向きになれる方法についてお伝えしていきます。
1.会社を辞めたいと思っている理由を書きだしてみる
会社を辞めたいほど辛い思いをしている場合、キャパオーバーになっている状態です。
そのため、冷静な判断ができない場合もあります。
まずは30分でもいいので、気持ちが落ち着く場所で、会社を辞めたいと思っている理由や原因を紙に書き出してみましょう。
今、あなた自身を疲れさせている原因は何か、仕事を辞めたいと思っている原因を考えてみましょう。
仕事を辞めたいと感じる理由を把握することで、時間が解決できるか、あなたがちょっとした心がけや努力で解決できることであるかも、見えてくることもあります。
なお、なんとなく職場を違和感を感じている、スピリチュアル的なサインも感じているという方は、こちらの記事も参考にしてください。
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2.休める環境ならまず休んで、心も体力も回復させる
- 体を動かしてみる
- 景色がいい場所へ旅行へ行く
- 寺院巡りをしてみる
- スパやマッサージでリラックスする
- 親しい友人や家族と過ごす
- 動物と触れ合う
- 断捨離をしてみる
あなたの心身は、どんな状況にしろ負荷がかかっている状態です。
まず休んで仕事のことを忘れ、疲れを取り除いてあげることに優先しましょう。
もし、会社に休職制度があれば利用する、もしなければ一旦会社から離れて退職するのもひとつです。
3.疲れている原因が他にないかチェックしてみる
- 全てにおいてイライラする
- 体がだるい
- 無償にむなしくなってくる
- 仕事にやる気がない
とにかく心身ともに疲れているという場合は、もしかしたら更年期障害が原因ということもあるかもしれません。
更年期障害になってしまうと、仕事の質が落ちたり、体調が悪いのが続き働けなくなって離職するケースもあるほど、想像以上に心身ともにやられます。
心当たりがある方は、早めに婦人科に相談することをおすすめします。
もし更年期による不調だとわかれば、治療を受けることで、あなたの体も心も楽になる可能性が高いです。
約15人に1人が40代で退職している時代
- 「職場の人間関係が好ましくなかった」16.15%
- 「労働時間、休日などの労働条件が悪かった」14.95%
- 「給料等収入が少なかった」9.55%
- 「会社都合」6.35%
- 「仕事の内容に興味を持てなかった」5.65%
- 「会社の将来が不安だった」3.55%
- 「能力・個性・資格を活かせなかった」3.1%
- 「出産・育児」2.15%
- 「結婚」1.5%
- 「介護・看護」0.4%
厚生労働省の令和2年上半期雇用動向調査によると、40代女性の6.5%の人が退職しています。
退職の理由を見てみると、「職場の人間関係が好ましくなかった」が一番多く、次に「労働時間、休日などの労働条件が悪かった」など、自分の努力だけでは乗り越えられない問題ばかりです。
40代だから、この辞めたら不安な気持ちもあるとは思いますが、実際には40代で転職をしたり、起業したりと新しい道に進んでいる人は一定数います。
性別 | 40~44歳の転職入職率 | 45~49歳の転職入職率 |
女性(一般労働者) | 7.6% | 7.3% |
女性(パートタイム労働者) | 15.9% | 11.4% |
厚生労働省の「令和2年雇用動向調査結果の概要」によると、20代、30代と比較すると低くはなりますが、40代でも転職は可能です。
ご自身と向き合ってみて、時間や自分の努力では解決しないような環境であれば、退職して新たな道に進むことも考えてみましょう。
40代女性の転職成功率は4.8%
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
女性 | 7.8% | 6.2% | 4.8% | 4.4% |
男性 | 10.5% | 7.3% | 3.0% | 2.7% |
厚生労働省の令和3年上半期雇用動向調査結果によると、40代の転職入職率は平均で女性が4.8%となっています。男性より女性の数値が高いので安心しがちですが、これは一般労働者にパートタイム労働者を含めて計算されているので、正社員として転職できた人はさらに少なくなっています。
また、40代向けの求人は、若手向けの求人と比較すると圧倒的に少なくなっているのも現実としてあります。
そのため、すぐに転職したくても、応募すらできないという状況が出てきてしまいます。
実際にハローワークや転職サイトの求人を見ると、35歳以下で年齢制限がされている会社が数多くあります。
厚生労働省の従業員を雇う場合のルールでは、求人募集や採用で年齢制限を設けることは原則禁止されていますが、長期的なキャリア形成を見込んでいるケースであれば、35歳以下で年齢制限をかけてもよいというルールがあるため、年齢制限をかけているところが多くなっています。
自分の体のことを考えて辞めたいけど、生活のことを考えるとなかなか辞める決心がつきずらくなってしまいます。
退職後の生活が不安ならば、社会保険給付金を申請する制度もあります
仕事を辞めたいけど、辞めた後の生活が心配とも多いと思います。
今のあなたのようなストレスを感じていて退職するいう場合、国の『社会保険給付金制度』を利用する方法もあります。
この国の給付金は、18か月の傷病手当と、勤続年数に応じた失業手当、合計で最大28か月給付金、月給の約65%の給付金を受け取ることができる制度です。
傷病手当って『ケガや病気』をしないともらえないとイメージがありますが、実は仕事のストレスなども該当します。
今の職場を辞めたい理由が、人間関係やパワハラなどのストレスであれば、申請の対象になるので、申請条件と併せてチェックしてみてください。
条件
- 年齢が20歳~59歳
- 退職前の方、退職予定の方
- 退職日まで2週間以上あること
- 現時点で転職先が決まっていない
- 社会保険に1年以上加入している(派遣、パートも対象)
退職後の生活が心配という方は不安なく、その間に体を休めたり、スキルアップをしてみるのもいいでしょう。
ただ、社会保険給付金の手続きは複雑という点がデメリットなんです。
申請の手続きを間違えたりすると受給対象なのに、受け取れないということも可能性としてあります。
そうならないためにも、ご自身が社会保険給付金の受給対象かも含め、手続きを始める前にまずはweb上で詳しく聞いておきましょう。
40代だからといって我慢する必要はありません
この記事では、会社を辞めたいと思うほど疲れてしまった40代女性の方に向けてやるべきことについてお伝えしました。
時間やご自身の努力で解決しない問題であれば、退職して次の道に進むことをおすすめします。
しかし、40代の転職は簡単にいくとは限りませんので、40代というまだまだこれから活躍できるこの時期に、一度しっかりとご自身と向き合ってみることで、ご自身が輝ける仕事が見つけることができます。
すでに心が疲れきってしまっているのであれば、国の社会保険制度を利用すれば、退職後の生活の心配もありませんので、ぜひこの機会にこれからのこと、考えてみてください。