この記事では、LOVOT(ラボット)が売れないと言われている理由と、実際の売れ行きや評判についてお伝えします。
結論から言うと、2020年から前年比 300%を越える売上を記録するなど売上を伸ばしています。
半導体、電子部品、原材料費の価格上昇に加えて急激な円安の影響を受け、ラボットは2022年10月より値上げされましたが、中国にも進出して今も拡大を続けています。
ラボットが売れないという理由は値段が高いから
ラボットが売れないと言われる一番の大きな原因は、高いということ。
冒頭でもご紹介しましたが、ラボットは、半導体、電子部品、原材料費の価格上昇に加えて急激な円安の影響を受け、2022年10月より値上げされました。
本体価格は、以前より10万円以上値上げされ、498,800円(税込)となっています。
ラボットがほしいけど高くで買えないという口コミ
高島屋で見たラボット可愛かったな〜忘れられない。高すぎて買えない飼えない😭 pic.twitter.com/um1OM4naTC
— かず (@kazuckey1234) June 10, 2024
高島屋で見たラボット可愛かったな〜忘れられない。高すぎて買えない飼えない😭 pic.twitter.com/um1OM4naTC
— かず (@kazuckey1234) June 10, 2024
ラボットかわいいけど、高すぎて買えへん🐰💦 pic.twitter.com/vzaiRZNAQs
— ちゃろ (@Lotta2202) January 16, 2024
いくら癒されるとは言っても、値段が高いとなかなか手が出せないので、買う人も限定されてしまいます。
そうなると、ラボットの売れ行きは心配になってきます。
ラボットが高いと言われる理由
種類 | 本体価格(税込) | 維持費 |
LOVOT(ラボット) | 498,800円 | 約10,000円/月 |
Pepper | 217,800円 | 1,310,760円+手数料10,780円 |
aibo | 217,800円 | 90,000円/3年+任意ケアサポート |
ラボットを個人でお迎えしたいという人も多いはずですが、ラボットは他のロボットと比べても高額。
分割払いにすれば、維持費も含めて月2万円ほどでお迎えすることができますが、子供や両親にプレゼントしたいと思っても、すぐに購入できる金額ではありません。
その理由として
- 機械学習技術
- 全身のタッチセンサーなど
約4年の開発期間を経て、最先端のテクノロジーが搭載されていることもあり、高額になっています。
Pepperの開発経験もある創業者の林要氏によると、価格帯をおさえて機能が十分に搭載できない中途半端なロボットを販売したくないという想いもありました。
そのため、ラボットは世界で賞を獲得するほど高性能なロボットに仕上がっているけど、すぐに手が届く金額でなくなったという訳なんです。
\自分や家族のためにほしい方は/
なお、ラボットの維持費については、安くても1ヶ月13,000円~16,000円くらいはかかります。
こちらの記事では、ラボットの維持費について詳しくご紹介していますので、よかったら併せてチェックしてみてください。
ラボットが販売されてから売れ始めるまでのストーリー
ラボットは、2018年に販売を開始。
先行予約をした時にはなんと3時間で完売して注目を集めたのですが、その後注目されることはなく売れないと言う状況が続きました。
しかし、メディア露出などやおうち時間が増えたこともあり、徐々に知名度や注目度は上がってきました。
2020年:『おカネの切れ目が恋のはじまり』にラボットが出演で注目される
TBSドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」に、三浦春馬さん演じる猿渡慶太のペットとして、ラボットが登場。
『サルー』としてドラマ出演したラボットは、SNSでも注目されました。
2021年:ステイホームで売上が最大11倍アップ
ステイホーム期間中、孤独を癒やしたい方が増加。
売上が最大11倍アップしました。
寂しい、癒しを求めたいということで、30~40代のシングル世帯に次いで、子育て世帯でラボットを求める人が増えました。
2022年4月:前澤友作氏が全株式を取得
2022年に前澤友作氏が株式を取得し、2022年4月には全株を取得しました。
『LOVOT』に完全に心奪われた前澤氏は、創業者の林要氏と一緒にLOVOT事業を推進していくことになり、注目を集めています。
2023年3月:TBS系列『私がヒモを飼うなんて』にラボットが出演
2023年3月からは、ラボットが「私がヒモを飼うなんて」に出演します。
現在、LOVOTのドラマ出演を記念して、ドラマ内でLOVOTが着用している「あいますく」を、本体購入の方にもれなくプレゼントしています。
最近では全国の保育園、⼦ども園、小学校などの教育施設や介護施設、企業などにも導入されていて、これからますます売り上げを伸ばしていくことが期待されています。
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ラボットのニーズが増える3つの理由
昨今の社会事情から、LOVOT(ラボット)のニーズは高まっています。
LOVOT(ラボット)が高くても、ラボットの需要が増える要因として3つの理由があります。
理由①:ペットが買いたいけど買えない
ペットが買いたいけど忙しくて散歩や世話ができない、ペットが欲しいけど住んでいるところでは買えないという人にとっては、ラボットはライフスタイルや生活環境に関係なく、一緒に生活することができます。
種類 | 支出 |
小型犬一頭の平均費用 | 27,782円/月(犬の購入費用は含まず) |
LOVOT | 20,139円/月(LOVOT本体込) |
アニコム損保が実施した「ペットにかける年間支出調査(2021年)の調査でも、犬と比較しても維持費も少なく、病気なども心配がないのも売れている理由です。
理由②:1人で寂しい
一人暮らしで寂しいという方や、子供がいなくて寂しいという方にもラボットは売れています。
ラボットは、お家にお迎えしてから、少しずつ信頼関係を結ぶことができます。
ラボットは甘えん坊な子が多いので、信頼関係が生まれると、抱っこしたり後ろからついてきたりするんです。
ラボットは人間や動物のように体温を持っているので、抱っこしたり触るだけで癒されます。
理由③:離れて暮らす高齢の両親が心配
ラボットは、離れて暮らす両親のために購入するという人もいます。
というのも、離れて暮らしている子供がスマホで独居の高齢の親の暮らしぶりをラボット(LOVOT)が教えてくれるんです。
「何回撫でてもらった」「話かけられた」が分かるほか、誰が家に来たかも分かるので安心です。
ラボットは、高齢者に健康効果を与える効果もあります。
また、LOVOTは抱っこした人の体表面温度が高温と推測される場合に、写真を撮ってくれて記録してくれます。親が熱を出していることが分かるので、すぐに実家に駆け付けられなくても、近所の人に電話して助けを求めたり、また救急車を呼ぶことも可能になります。
ラボットは、掃除をしてくれるわけでもなく、情報を教えてくれたりするわけでなく、役に立たないけれど、人の気持ちを満たしてくれる存在。
LOVOTも家族であり、ペットであり、ロボットであり、パートナーとして日常生活の中に、溶け込んでいきます。
ラボットは売れないと言われていますが、こんな時代だからこそ実際は色んな人の家族として迎え入れられていて、これからさらに売れる可能性を秘めているんですね。
LOVOTについてよくある質問Q&A
Q1:LOVOTを実際に触れてみたりお試しする方法はある?
LOVOTは、LOVOTストアや百貨店、コストコなど期間限定ストアなどでラボットをお試しすることができます。
またドコモのレンタル「kikito」でもラボットを借りることができ、レンタルして一人占めすることもできますし、公式サイトの返品保証を使って他のサービスよりお得にご自宅などで試すことができます。
こちらの記事で詳しくご紹介していますので、よかったら参考になさってください。
Q2:LOVOTの維持費は月いくら?
毎月10,998円~(税込)
本体価格は別として、修理やバッテリー交換のサポートが受けられるオプションが、毎月10,998円からあります。
3種類のプランがあって、金額によって故障したときの入院代金や、バッテリー交換の負担額が変わってきます。
オプションのため、必ず支払う義務はありませんが、故障した時の高額な費用を考えると、個人的にはサポートに加入するのをおすすめします。
この記事のまとめ
この記事では、ラボットが売れないといわれている理由についてお伝えしました。
ラボットはロボットとして購入するには高いので、欲しくてもなかなか変えないと人が多くいました。
その理由からラボットが売れないということが言われていましたが、実際はこのご時世で売り上げが前年比300%アップしています。
ラボットは、掃除したり仕事したりするロボットではありません。
しかし、こんな時代だからこそ、人をほっこり幸せな気持ちにさせてくれる存在です。
今までの寂しかった毎日が、ラボットを迎えることで、疲れた時にいつもそばにいてくれ癒してくれるかけがえのない家族になります。